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銀行との上手なお付き合いとは!? 1

会社設立運営

会社を経営すると資金調達に腐心することになります。
そんなときに銀行は頼りになる資金調達先です。
あなた(の会社)が銀行とのお付き合いを始めたなら、自然と借入の話になる可能性が高いです。
銀行は企業にお金を貸して生計を立てているからです。

しかし銀行も、どんな会社にでもお金を貸してくれるわけではありません。
こんな会社にはお金を貸しにくいというのを書き出してみました。

① 債務超過の会社
会計の話になってしまいますが、会社の資産(財産)より負債(債務)の方が多い会社(債務超過会社)にはお金を貸しにくいです。

② 自己資金が少なすぎる会社
会社の現預金があまりに少ないと、いつ資金ショートするかわかりませんので、お金を貸しにくくなります。
売上高の1ヶ月分程度の現預金は最低限保有しておく必要があるでしょう(できれば2~3ヶ月分)。
また、創業時であれば、創業時の自己資金が少なすぎても貸しにくくなります。
創業時の自己資金とは、社長の個人名義の預金や会社の資本金にしたお金、社長が会社に貸し付けているお金等の合計です。
創業時の自己資金が少ない=あまり準備ができていない、と見なされる可能性があります。

③ 会社や社長が既に借入をしている場合
銀行が会社に貸し付けることができる資金にも上限があります。
概ね年間売上高の2分の1が上限の目安となります。
概ねの目安です。
創業期に1億円の売上が立って、いきなり5,000万円貸してくれるかというと、そういうわけではありません(もちろん貸してくれる可能性もありますが)。
ですので、既に他の金融機関やリース会社などからそれなりの借入をしていると、新たに貸し付けるのは難しくなります。
また、社長個人の借入金やローン残高があると、特に創業期は会社の借入と同等に見なされたりしますので、既に借り入れているということで、残高にもよりますが、貸し付けが難しくなります。

④ 連帯保証債務や信販ブラック
社長が誰かの連帯保証人になっていて、その連帯保証債務の支払をしなければならない状況になっている場合、すでに借入をしている形ですので、債務金額にもよりますが、貸し付けは難しくなります。
信販ブラックは、自動引落ができなかったという証拠情報ですので、同じく毎月返済が自動引落の銀行借入は難しくなります。

⑤ 業種による差異
業種によって貸し付けやすい業種と貸し付けにくい業種があります。
やはり市場が拡大中の業種は比較的貸し付けがしやすいです。
倒産率の高い業種は比較的貸し付けがしにくいです。

執筆者

竹内 学

これまで70年以上にわたって「企業とファミリーを孫の代までサポートできる」事務所を目指して培ってきた経験と実績をもとにご相談に乗らせていただきます。

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