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現金売上の口座入金方法って?

会社設立運営

小売店や医療施設、飲食業等、現金で売上を受け取る業種は多岐に渡ります。
現金売上をずっと現金のまま置いておくことはできませんので、皆さんどのようにして日々の現金売上を口座に入金しているのでしょうか。
下記に書き出してみました。

1.銀行のATMから入金する
 翌日に銀行ATMから1日の売上金を入金する方法です。
平日の日中であれば無料で入金できますし、釣銭両替のついでに入金すれば、銀行への往復が1日1回で済みます。
銀行によっては休日は入金できなかったり、入金できても紙幣のみだったりします。
一晩寝かせますので、夜間の盗難の心配がありますし、銀行へ運搬中のひったくりの心配も。

2.夜間金庫を利用する
 夜間金庫とは、銀行店舗の営業時間外に売上金を預け入れるための金庫のことです。
現金と金種毎の明細を記入した入金帳を、専用の入金鞄に入れて施錠した上で、店舗の外壁に設けられてる夜間金庫投入口に投入します。
銀行側が翌営業日にバッグの鍵を開け、金額を確認したうえで指定の預金口座に入金処理するサービスです。
銀行の営業時間外でも売上金を銀行に預け入れることができるので、店舗の金庫等に翌日まで保管することによる盗難や紛失のリスクを低くすることができますが、銀行へ運搬中のひったくりの心配はあります。
 ただ、最近は夜間金庫を廃止する銀行が増えており、利用料金も高額化しています。銀行にとってはあまりおいしくない業務のようです。

3.バッグ回収サービスを利用する
 施錠タイプの専用バックを会社の金庫に保管し、後日警備会社がバッグを引き取りに来てくれて口座に入金してくれるサービス。
ついでに釣銭の配達もしてくれる。
それなりの手数料がかかり、金庫保管中の盗難もあり得ますが、ひったくりの心配はありません。

4.入金機回収サービスを利用する
 入金機という大きめの機械をレンタルで設置し、警備会社に現金を回収に来てもらうサービスです。
入金機は売上金を自動計算してくれますので、店舗の入金処理をスピードアップできます。
入金機への投入内容はオンラインで確認できます。
出金や両替に対応する入出金機も利用できます。
入金機に保管中の現金には盗難保証が付きますので、盗難の心配もひったくりの心配もなくパーフェクトですが、それなりの手数料がかかります。

5.セーフティ金庫を利用する
 セーフティ金庫とは、盗難補償が付いたレンタル金庫です。
売上金を危険な夜間に待ちださずとも安心して店内に夜間保管し、翌日日中に近くの銀行ATMで入金することができます。
銀行へ運搬中のひったくりの心配は払拭されません。

6.セブン銀行売上金入金サービス
 1日の売上金を最寄りのセブンイレブンのATMから、専用の入金カードで入金できるサービスです。
欠点は硬貨を扱えないことですが、24時間入金可能です。
セブンイレブンは全国展開しているので、多店舗展開している会社でも大抵近くに店舗を見つけられます。
手数料が廉価です。
運搬中のひったくりの心配は払拭されません。

7.銀行に来てもらう
 あまりに多額の現金が入る場合には、銀行が巨大な入出金機を抱えて出張してきてくれる場合もあります。
大きな社寺の初詣の時期などは、社務所内では銀行員と入出金機がウィンウィンと働いていて壮観です。
さて、売上金の入金について、共通の注意事項があります。
① 1日の売上金から経費を絶対抜かない
 ちょっと手持ちがなかったので、売上現金の中から新聞代を払ってしまった、などということが絶対にないようにしてください。
売上金は必ず全額を一旦口座に入金してください。
でないと実際の売上高と売上現金が合わなくなります。

② 数日分の売上を混ぜてしまわない
 必ず毎日の売上現金が幾らになるかが分かるようにするため、数日分の現金を一緒にしてしまわないでください。
ATMで入金する場合も、1日分ずつ分けて入金してください。
1週間分の売上を一度に入金する場合も、ATMに1日分ずつ入金していってください。

執筆者

竹内 学

これまで70年以上にわたって「企業とファミリーを孫の代までサポートできる」事務所を目指して培ってきた経験と実績をもとにご相談に乗らせていただきます。

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